<2013年 8月17日>
世界の平和を願い、北海道から沖縄までを自転車で結ぶ企画があり、急遽依頼があって霧島~八代までを走る事になった。
この区間が全国でもトップレベルの難所コースだったらしく誰も走る人がいなかったらしい。
さらに激しいコースだけを10数キロ走る担当の人がいたり、平坦道ならば60キロ走ったりとその区間に参加者が多ければ割り当てられる距離も思いのまま。
霧島~八代区間は主催者意向により加久藤峠を避けるコースで伊佐市から水俣に入るコース。
個人的には伊佐市から人吉に入り、八代まで下ればいいのにと思ったのだが諸事情あって今回の仕様に。
鹿児島の佐多岬から下関までがBルートとしてあったのだが、今回このルート570kmを走破しようとする人がいらして、この人と霧島~八代をご一緒することになった。
また、宮崎から青年が二人参加したのだが、この二人は各10kmずつ計20kmを担当。
俺はこの20km後からのスタートでもいいよと言われたが、570kmを走破する方の気持ちを考えると担当区間を最初から最後まで一緒に走る人がいたほうがいいと思い、加治木に前泊した。
主催者意向でコースを走るのは2人以上。
伴走車も着き、熱中症対策で頻繁に休憩がもたれる感じだ。
加治木駅のそばに前泊するために赴き、一緒に走る方と出会った。
偶然にもお互い同じ自転車(GIANT tcr2)
さらにその方の奥様は俺が大学生時代の知人の女性だった。
その方は初日佐多岬から加治木まで120kmほどを走られて筋肉痛はそうないということだったが
走る前にコケた右腕の擦り傷が痛々しかった。
しかしこの傷のおかげで570kmは無事に完走するだろうと意気込んでおられた。
が、普段から大食漢の俺だが緊張なのかなんなのか吐き気すらするぐらいに食欲がなかった。
前日に救急車を呼ぶか?ってくらいに暴れた持病の尿管結石。
若干不安を抱いたまま、宮崎からの走者と号合流し、かなり遅めの8過ぎにスタートした。
Bコース570kmを走る平田さんを先頭に真ん中に宮崎の青年1人を置き、俺が最後尾となって3人で走り始めた。
とは言え、先の二人は速く俺は130km越えなど初めてなのでマイペースで。
最初からアップダウンのコースがあったが、次第に身体もあたたまり、調子が上がっていった。
宮崎の青年1人が10km地点でゴール。次の青年に交代。
若いのだから10kmずつってもったいない気がした。
宮崎の2人と別れた後は平田さんとの2人で八代まで。
偶然にも同じバイクで親近感も湧く。
平田さんに牽いてもらったのだが、ペースがとてもいい感じ。
俺より20kg以上痩せておられる方だったので登りでは突き放されたけど(笑
あ、下りも(笑
伊佐市で昼ご飯。
主催者の意向で熱中症対策のために頻繁に休憩がもたれた。そのため体力を荒削りすることはなかったがお腹もあまり空かなかった。
最大の難所は標高450m以上の亀嶺峠。
水俣に入るための山越えである。戦々恐々としていたのだが数日前に走った俵山ライドの経験のおかげで予想以上に軽く登れた。
これであとはよし!と思っていたのも束の間、まだまだアップダウンが続いた^^;
一番シンドカッタのは津奈木トンネル前の登板車線。
トラックがバンバン通る横を走り、ひたすら登る。
ちょっと脚も死にかけた。
が、津奈木トンネルを越えたところでサプライズ。
水俣、芦北に住む地元の方々が応援して下さったのである。
休憩ポイントでドリンクと激励をいただき、沿道では手を振って下さるご家族が。
ちょっと男泣きしてしまった瞬間だった。
その後も鶴木山を越えたり、100km過ぎからの御立岬、その隣の山などココロ折れそうになりながらも乗り越えて行った。
スタートから4つ以上の山越えを経験したが、海岸線はとても気持ちがよかった。
少しスピードを落として平田さんとの会話も楽しむ事ができた。日奈久に入ったところで熊本から駆けつけた方と合流。
主催者側から用意された自転車に乗られ、ここから3人で八代(千丁町)を目指した。
道案内がてらココで俺が先頭に。
熊本から駆けつけた方は素人の方だったのでゆっくり行きますよ~と。
言いながらもこの日平坦道の最高速度で走ってしまった(笑
距離感がわかり、ゴールに着きたいはやる気持ちもあったのだが
なによりゴールで待つ家族に明るいうちに自分の走る姿を見せたかった。
ゴールではたくさんの方が出迎えてくれて、記念撮影。
盛大に晩餐会も開いて下さった。
結局走った距離は134kmほど。
たくさんの方に支えられて走り抜く事ができた。
いい思い出になりました。
ありがとうございました。
●走行距離 133.86km
●平均速度 17.5km
●最高速度 55.7km
●走行時間 7時間36分38秒
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