降水確率100%だったものの朝から晴天。
どうやら九州の北と南に雨雲が分かれて流れたようだが、まさか晴れるとは思ってなかった。
午前中の用事を済まし、昼から自転車に跨る。
行き先を迷い大通峠~走水の滝へ行ってみようかと思ったが、出発10分前に子別峠(こべっとう)に向かおうと決めた。
じつは前からずっと子別峠が気になっていた。
何かの縁があるんだろうかってくらい一番気になっていた峠。
何度もネットで検索してコースも頭にたたき込んでいた。
いよいよである。
10月の大通峠でタイヤをサイドカットした経験から今回は荷物をバッグパックに詰めて準備。
タイヤブートなるものを勘違いして購入していなかったのでタイヤを詰めた。
ちょっと暑かったが、帰りはダウンヒルなうえに夕暮れになるので寒くなると思い、タイツは春秋用で上は冬用のインナーに半袖ジャージを着込んだ。
13時に出発。
まずは氷川ダムに辿り着く。
うちから20km地点。
ここから先は今年の5月開催された五家荘集合サイクリング以来2度目。
中学生の時に自転車で走ったよなあ~不良に絡まれたよなあ~と思い出しながら走る。
景色のいいところがあったのでパチリ。
車が多いのは紅葉目当てのドライブだろう。
子別峠に行きたいとは思ったが紅葉の事は頭から抜けていた。
紅葉も楽しもうと思い、再スタート。
ここらで一旦水分補給。
暑い。とにかく暑い。
ウエアを間違えたかな~と思いながら自販機でスポーツドリンクを購入。
ここから右手の247号線へ向かう。
この247号線をまっすぐ走れば子別峠に到着する。
熊本県内5本指に入る峠とどこかで見かけたがどんな激坂、ヒルクライムが待っているのだろう。
一人ということもあって少し心細いと思っていたところにとある民家を素通りする時、ある女性と目があった。
あ!
あちらも私の名前を叫ぶ。
子供達が同級生のお母さんだった。
しかもうちの嫁さんと非常に仲がよい方。
ご実家だったらしく、植木鉢の手伝いに来られてたんだとか。
少しほっこりして和み、またスタートした。
なんか知ってる人に良いタイミングで出会った。
ここらで一旦休憩。
今回なぜか峠まで脚着かないぞ!というスイッチが入ってしまった。
11kmという看板を見たのもある。
でも平坦の11kmではないのである。
現実に戻り、貧脚の自分を確認し、休憩。
道中林道ゆえに眺めは良くないが、川の流れや音に癒された。
横たわるヘビにちょっとビビッて声をあげてしまった時もあったけど。
じつはこの休憩の時点ですでにしんどくなっていた。
上に登るガードレールを眺めながら、不安と闘う。
が、休憩したからかなんかこの後はしばらくはへっちゃらだった(笑
次に休憩したここに着く前に絶景に出逢った。
今回ほんとにしんどくなってから止まっていたので絶景は何カ所か撮り損ねた。
が、今回は絶景撮影より引き返そうか?ってくらいしんどかった。
一人ということもあるんだろう。
初めてこんな気持ちになった気がする。
それくらい子別峠への道は険しく感じた。
が、なんと休憩するとその後するすると登れる自分に気づく。
結局早め早めに休憩とればいいんじゃね?って結論になりつつあった。
なにやってんだか。
ちなみにここでバッグパックのチャックが全開だった事に気づく。
自販機からずっとだ。
財布がギリギリ落ちてなくてセーフ。
ほんとなにやってんだか。
なんとか登り切って子別峠到着。
三叉路になっていてなんか感無量。
うちのご先祖様がなんか関係あるんだろうか。
しんみりとした気持ちになった。
しばらく休憩し、次は端海野経由で大通り峠を目指す。
ここら辺はだいぶ紅葉が進んでいた。
気持ちいいなだらかな下りが続く。
端海野キャンプ場で休憩。
紅葉がとても綺麗だった。
紅葉に走るのは多分初めての経験のような気がする。
とても気持ちよく走る事ができた。
ここまでは。
ここから先は濡れ落ち葉に落石だらけのダウンヒル。
タイヤのサイドカットや滑りこけないように慎重に下った。
なんとか無事に大通峠に到着。
この時点で17時になろうとしていた。
駐車場にいらした子供連れの若いご夫婦がいらっしゃったが、「もしかして自転車で登って来られたんですか?」と奥様に聞かれた。
こういう時に「ええ、ちょっとだけきつかったですけどね」と見栄を張る自転車乗りがコチラです。
ほんとは引き返そうかと思ったくせに。
今回も残念ながらカフェは寄れず。
陽が暮れ始めていたので急いで下山。
お腹一杯なコースを堪能した。
●走行距離 71.14km
コースはコチラ(STRAVA)
子別峠、傾斜が変化するので、けっこうキツいですよね。
返信削除せいさんもヘビが苦手なようですね。
自分も出くわすと思わず声かでます(^^;
大通り峠のカフェ、犬から吠えられませんでした?
以前行ったときに、吠えられた覚えがあります。
怪しい人物と思われたんですかね(笑
1008さん
削除ちょっとしんどかったです。
もっと早めに休憩すれば違ったのかもしれませんが、よい体験になりました。
ヘビはそんなに怖くはないんですが、いきなり踏もうとした寸前だったもんで。
それに一人だと猪とかが怖くてビクビクしながら走ってます。
大通峠に近づく頃、犬の吠える声がしてビビリながら大通峠に到着しました。
遠くから眺めましたが、吠えられました(笑)
そうそう、ストラバ見たら子別峠へのヒルクライムだったと思いますが、1008さんより6分遅れでした。
八代からだと13時出発で子別峠から大通峠へ行けるのにはかなりの驚き。
返信削除子別峠の名の由来にはしんみりきますよね。
みきたかさん
削除自分は旧郡部のほうなんで子別峠まで36kmくらいです。
ヒルクライムではなくたんに距離だけで、あ!行ける!!lって思って行きました(笑
平坦道の感覚で大通峠のカフェに寄れるかなと勘違いしてました^^;
名の由来はしんみりきますね。
今では考えられない事ですけど。